箱根は観光地ということもあり、飲食店は観光地価格、さらにバスや電車の料金も割高です。
また、町内は小さめのスーパーが1店舗、ドラッグストアも1店舗しかありません。食材や生活用品を購入するために、多くの町民が定期的に小田原や御殿場などの町・県外に出ているようです。
自家用車が必須ともいえる箱根町内で暮らすには、どうしてもお金がかかってしまうんですよね。
しかし、住む場所を上手に選んだり、ちょっとした工夫をすることで、生活費を極力抑えることができるんです。
今回は、箱根であまり生活費をかけず、節約しながら暮らす方法を4つご紹介します。
観光地に住んでいても、節約をしながら暮らせば、あまりお金はかかりません。
筆者がこれまでにしてきた、お金のかからない生活のための工夫や選択。ぜひチェックしてみてください。
1.中古のリゾートマンションで暮らす
箱根町内に築30〜40中古のリゾートマンションは多数あり、その多くが1000万円以下という価格帯で販売されています。
筆者が購入したマンションのように、300万円前後という格安の物件も、箱根町にはたくさんあるんです。
一般的な中古マンションの半分〜1/5以下程度の価格で物件を購入することが可能なため、物件購入の時点で、かなりの節約になります。
中には居住不可のマンションもありますし、立地や造り、メンテナンスの有無によっても物件の良し悪しはだいぶ変わってきますので、その点は注意が必要です。
マンションを購入してしまえば、あとは毎月の管理費用や駐車料金・温泉使用料、固定資産税を支払えばOK。
賃貸物件に住むよりも、住居にかかる維持費を安く抑えることができますよ。
2.駅やバス停&コンビニの近くで暮らす
「車必須」といわれる箱根町でも、登山鉄道の駅やバス停、コンビニの近くで暮らすことで、車無しで生活することが可能になります。
車が無ければ車にかかる維持費(車検費用・税金・駐車場代・ガソリン代など)がかからず、大きな節約となります。
筆者は現在は車を所持していますが、箱根に移住してきた当初は自家用車を持っていませんでした。車がないため、週に1〜2回ほど、小田原へ電車やバスを利用して食材や生活用品の買い出しにでかけていたんです。
筆者は現在、バス停まで徒歩5分、登山鉄道の駅まで徒歩10分ほどの場所で暮らしています。
移住当初〜半年以上の間、車無しで生活をしていましたが、夫の職場も徒歩圏内だったため特に問題はありませんでした。
実は、そもそも筆者は車の免許を所持していません。車の運転は、常に免許を持っている夫がしてくれています。
しかし、夫不在のときに食料品や生活用品が切れたときには、徒歩圏内にあるコンビニで買い物を済ませることが可能ですし、どうしてもというときでも、バスか電車を使い、小田原まですぐに出ることができます。
移住して7年が経ちますが、免許がなくても、特に不便に感じたことはないのです。
筆者が暮らすマンションにも、同じように免許を持っていなかったり、返納して車を使わずに生活をしている方が数人いらっしゃいます。
マンションから駅やバス停が近く、コンビニも徒歩圏内のため、みなさん車無しでも問題なく生活ができているようです。
3.小田原か御殿場のスーパーで、週1回のまとめ買い。ガソリン代も節約に
筆者は、食材の買い出しのため、御殿場にあるスーパーまで週に1回車で買い出しに行っています。
大人2人分の食材を1週間分、1度に購入することで、買い物の頻度を下げて食費とガソリン代の両方を節約しているんです。
以前は冷蔵品を持ち帰るために、大きめのクーラーボックスを使用していました。現在は車載冷蔵庫とポータブル電源を持っているため、冷蔵・冷凍品の買い出しも問題ありません。
予算を決めて1週間分の買い物をし、卵や牛乳がなくなったら週に1回徒歩圏内コンビニへ。
ガソリンも食費も週の予算を決めてありますが、買い出しを基本週1回とすることで、現在はその範囲内の金額に収めることができています。
4.外食も町外へ。「観光地価格」を避けて小田原・御殿場・三島で済ませよう
箱根町内には、チェーン店のファミレスやカフェなどはありません。
町内にはカフェやレストランが多数ありますが、基本的には観光客向け。価格も観光地価格といわれる高価格帯の店舗が多めなんです。
外食を価格帯の高い箱根町内でなく、小田原や御殿場、三島などの町外で済ませるようにすることで、外食費の大幅な節約になります。
筆者は、週に1度食材や生活用品の買い出しにいく際に、御殿場や三島のレストランで外食をしています。
その他にも、夫の休日にカフェに行ってパソコン作業を行ったりしていますが、チェーン店を利用しているため価格はお安め。
町外ならオンシーズンの混雑もなく、ゆったり過ごすことも可能ですよ。
工夫次第で格安の生活費を実現。自然と観光名所を堪能しながら安く暮らそう
今回は、観光地箱根であまりお金をかけずに暮らす方法をご紹介しました。
住む場所によって生活にかかる金額に多少違いが出てしまいますが、買い出しや外食の回数を絞ったり、町外で済ませることで大幅な節約が可能になります。
意外とお金のかからない箱根暮らし。観光地移住を検討しているという方は、ぜひ参考にしてくださいね。